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新冠町ガイド READ 4 MIN

なぜ新冠町は「レ・コードの町」なのか|音楽文化とまちづくりの歩み

新冠町には、サラブレッドの町という顔とともに、「レ・コードの町」という個性があります。その始まりは、大規模な観光施設を先に建てたことではなく、町内の音楽サークルから生まれた一つの発想でした。レコードを集めるだけではない、音楽と記憶を町づくりへつなげた歩みを紹介します。

PUBLISHED
CHECKED
2026.08.01
アナログレコードを丁寧に整理し文化を受け継ぐ人
BASE NIIKAPPU FIELD GUIDE新冠町ガイド
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QUICK BRIEF

この記事で分かること

  1. 01

    1990年冬、町内音楽サークルのアイデアから取り組みが始まった

  2. 02

    全国からレコードと寄贈者の思い出を預かる文化へ発展した

  3. 03

    レ・コード館だけでなく建物や町の景観にもデザインが広がった

CONTENTSこの記事の目次
  1. 01始まりは町内の音楽サークルのアイデア
  2. 02全国へ「大切に預かる」と呼びかけた
  3. 031997年にレ・コード館が開館した
  4. 04建物と町全体をレコードプレーヤーに見立てた
  5. 05「レ・コード」の中点に込められた意味
  6. 06100万枚に到達し、通常の寄贈受付を終えた
  7. 07新冠町でレ・コード文化に触れる方法
  8. 08地域を知り、滞在先へ持ち帰る

SECTION始まりは町内の音楽サークルのアイデア

新冠町公式の説明では、「レ・コードと音楽によるまちづくり」は1990年冬、町内音楽サークル「一枚のレコード」のアイデアから発展しました。アナログレコードからCDへ音楽媒体が移りつつあった時期に、レコードを文化として保存し、町の活性化へつなげる構想が採用されました。

町の歴史年表には、1991年の新冠国際レコードフォーラム、1993年の「レ・コードと音楽によるまちづくり」に対する地域づくり表彰、1997年のレ・コード館開館が記録されています。

SECTION全国へ「大切に預かる」と呼びかけた

取り組みは、町がレコードを買い集める形ではなく、全国の愛好家へ寄贈を呼びかけることから進みました。新冠町は1991年から、レコードを20世紀の音楽文化を記録した歴史遺産として保存する考えを発信しました。

公式Q&Aによると、1997年にレ・コード館が開館するまでに30万枚を超えるレコードが全国から寄せられました。寄贈されたものは単なる在庫ではなく、持ち主の思い出も含めて預かるものと位置づけられています。

SECTION1997年にレ・コード館が開館した

取り組みの中核施設として、1997年6月8日に新冠町レ・コード館が開館しました。施設の見どころや現在の利用方法は、レ・コード館の訪問ガイドで確認できます。本記事では、施設単体ではなく、町づくりとして生まれた背景を扱います。

レ・コード館は観光客が訪れる場所であると同時に、町民の文化活動や生涯学習、団体利用の場としても位置づけられています。音楽を外から見に来るだけでなく、地域の活動へ使う施設であることが特徴です。

SECTION建物と町全体をレコードプレーヤーに見立てた

新冠町公式は、レ・コード館の建物全体をレコードとプレーヤーに見立て、役場敷地のレ・コードパークをトーンアームやカートリッジに見立てたデザインと説明しています。収蔵枚数だけでなく、町の景観へ音楽のモチーフを広げています。

初めて訪れるときは、館内展示だけでなく、建物の形や周辺のデザインにも注目すると、町がレコードを一つの施設内に閉じ込めず、地域の象徴として扱ってきたことを読み取りやすくなります。

SECTION「レ・コード」の中点に込められた意味

新冠町独自の表記では、「レコード」の途中に中点を入れて「レ・コード」と書きます。町の公式説明では、「レ」をリラックス、リメンバー、リフレッシュなどのREから始まる言葉、「コード」を心として意味づけ、レコード盤を単なる物ではなく、人の心や記憶と結びつけています。

これは一般的なレコードという言葉の語源を説明するものではなく、新冠町がまちづくりの理念として与えた意味です。記事内でも一般名詞の「レコード」と、町独自の取り組みを表す「レ・コード」を使い分けます。

SECTION100万枚に到達し、通常の寄贈受付を終えた

新冠町はレコード100万枚を目標に収集を続け、2017年5月15日に目標へ到達しました。公式情報では、目標達成を受けて同年6月8日に通常の収集・寄贈受付を終了しています。

100万枚という数字は、町の規模だけでは説明できない全国的な協力の積み重ねです。同時に、保管と継承を続ける責任も生まれます。訪問時は枚数の多さだけでなく、なぜ人々が大切なレコードを新冠町へ託したのかを考えると、この取り組みの意味が見えやすくなります。

SECTION新冠町でレ・コード文化に触れる方法

  • レ・コード館で音と記録媒体の歴史を見る

  • レ・コードホールなどで実際の音を聴く

  • 建物やレ・コードパークのデザインを見る

  • 町の年表とサラブレッド文化を合わせて知る

  • 開催中の催しは公式情報で確認する

開館日、料金、見学コース、イベントは変更されるため、訪問前に新冠町レ・コード館の公式ページで確認してください。レ・コード館と隣接する道の駅は別施設であり、営業情報も分けて確認します。

SECTION地域を知り、滞在先へ持ち帰る

新冠町のレ・コード文化は、音楽に詳しい人だけのものではありません。町内の小さな発想が全国からの協力へ広がり、建物、学び、地域活動へ発展した事例として見ることができます。

BASE NIIKAPPUを滞在拠点にする場合は、町で知った背景や印象を共用空間へ持ち帰り、仲間と共有する時間も作れます。施設を巡るだけでなく、なぜ新冠にこの文化があるのかを知ることで、滞在の記憶はより具体的になります。

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参考情報

最終情報確認:2026.08.01